📝 香りの特徴・歴史
Section titled “📝 香りの特徴・歴史”1960年代に開発されたメチル・アトラレート。天然のオークモスからアレルゲンを除去し、その特徴的な部分だけを抽出したようなクリーンな苔の香気を持つ。非常に安定しており、石鹸や化粧品でも変色の心配が少ない。現代調香において、ベースノートに「深み」と「塩気」を与えるためには欠かせない。
🇯🇵 日本製品での活用
Section titled “🇯🇵 日本製品での活用”日本市場では、天然の苔が持つ「重苦しさ」が敬遠されがちだが、本素材の持つクリーンなウッディ・モス感は「高級ホテルのアメニティ」や「森林浴」をテーマにした製品において、上品な奥行きを出すために多用される。特に男性用プレミアムスキンケアにおいて、落ち着きのある知的な印象を与えるためのキー素材。
🧪 代表的なアコード (香りのレシピ)
Modern Oakmoss Accord
IFRA準拠のクリーンなオークモス再現
🏆 代表的な香水
- Baccarat Rouge 540 (Maison Francis Kurkdjian) - 約1%配合。エチルバニリンの甘さと本素材の塩気ある苔感を衝突させ、中毒性のある「焼けた砂糖」のニュアンスを創出。
- Chanel No. 19 (Chanel) - 天然オークモスを補強し、アイリスやガルバナムのグリーンノートを支える「冷たく知的な」ベースラインを形成する。
- Polo (Ralph Lauren) - クラシックなフゼア構成において、力強いウッディ感と持続性を与え、野性的かつ洗練された男性像を演出する。
📊 技術データ (Spec)
※ データ出典: TGSC / PubChem および各製造元SDS
香りの系統
(Odor Family)
Woody & Amber
ノート
(揮発性の分類)
Base Note
分子式
C10H12O4
分子量
(香りの重さ・揮発性の目安)
196.2
LogP
(水への溶けにくさ・残りやすさ)
2.5
引火点
(取り扱い時の安全性基準)
138 °C
持続性
(ムエット上での香りの寿命)
400時間
⚖️ 免責事項およびデータに関する注記
- 有名香水の配合データ: 公開文献に基づく推計値・文献値を含み、 公式処方を示すものではありません。
- 持続性(Tenacity): 掲載している場合、公開資料または参照データに基づく目安です。 香料濃度・基材・温湿度等によって変化します。
- 化学的数値: 測定法や製品グレードによって値が異なる場合があります。 実際の取り扱い時は最新のSDS・メーカー資料をご確認ください。