📝 香りの特徴・歴史
Section titled “📝 香りの特徴・歴史”1966年にPfizer社の研究者らによって発見されたベンゾジアゼピン誘導体。当初は医薬品の研究過程で生まれたが、その「海」を連想させる特異な香気が調香師に注目された。1990年代初頭のミニマリズムブームを牽引し、香水界に「アクアティック・マリン」という新ジャンルを確立した。化学的に非常に安定しているが、配合量によりスイカのようなフルーティーさが強く出るため、精密な調整が求められる。
🇯🇵 日本製品での活用
Section titled “🇯🇵 日本製品での活用”日本市場において「清潔感」の定義を「石鹸」から「水・オゾン」へと広げた功労者的素材。男性用洗剤やボディソープの「クール・爽快」を謳う製品において、浴室内に海辺の開放感を演出するために必須。また、ライトな香水を好む日本人の嗜好にマッチし、ファブリックミスト等での透明感演出にも多用される。
🧪 代表的なアコード (香りのレシピ)
Oceanic Marine Accord
海辺の空気感を再現する骨格
🏆 代表的な香水
- L'Eau d'Issey (Issey Miyake) - 極微量の配合により、これまでにない「水」の透明感を実現。フローラルと融合し、瑞々しい生命力を演出する。
- New West (Aramis) - 1.2%という当時としては高配合により、海辺の空気感をダイレクトに表現したマリンノートの先駆け的作品。
- Escape (Calvin Klein) - フローラルブーケにオゾン系の広がりを加え、開放的で自由な空気感を処方全体に浸透させている。
🤝 相性の良い素材
📊 技術データ (Spec)
※ データ出典: TGSC / PubChem および各製造元SDS
香りの系統
(Odor Family)
Special Effects
ノート
(揮発性の分類)
Top-Middle Note
分子式
C10H10O3
分子量
(香りの重さ・揮発性の目安)
178.18
LogP
(水への溶けにくさ・残りやすさ)
1.8
引火点
(取り扱い時の安全性基準)
110 °C
持続性
(ムエット上での香りの寿命)
48時間
⚖️ 免責事項およびデータに関する注記
- 有名香水の配合データ: 公開文献に基づく推計値・文献値を含み、 公式処方を示すものではありません。
- 持続性(Tenacity): 掲載している場合、公開資料または参照データに基づく目安です。 香料濃度・基材・温湿度等によって変化します。
- 化学的数値: 測定法や製品グレードによって値が異なる場合があります。 実際の取り扱い時は最新のSDS・メーカー資料をご確認ください。