📝 香りの特徴・歴史
Section titled “📝 香りの特徴・歴史”1970年にFirmenich社の研究によりダマスクローズオイルの微量成分(ローズケトン)として発見されました。極めて低い閾値(ごく少量でも強く香る)を持ち、香水界に革命を起こしました。光や酸に対してやや敏感で、稀にシッフ塩基形成による変色の可能性がありますが、処方への影響力は絶大です。IFRAによる使用量制限があるため、処方時には厳密な濃度管理が求められます。
🇯🇵 日本製品での活用
Section titled “🇯🇵 日本製品での活用”日本のプレミアム柔軟剤(レノアハピネス、フレアフレグランス等)の「贅沢なローズの香り」を支える主役級の素材です。洗濯後、衣類が乾いた後も長時間「華やかさ」が続くのは、この素材の驚異的な持続性と拡散性によるものです。日本人の高級志向に応える、リッチでエレガントなローズアコードを作成する際に最も重宝される合成香料の一つです。
🧪 代表的なアコード (香りのレシピ)
Dark Rose Accord
官能的で奥行きのあるダークローズ
Rose Absolute 10 Natural Petals
Patchouli 5 Earthy Depth
🏆 代表的な香水
- Nahema (Guerlain) - ローズの新しい側面を切り拓いた傑作。ベータダマスコーンのジャミーな質感を活用し、天然のバラを超える重厚でドラマチックな心臓部を構築。
- Poison (Dior) - 80年代を象徴するオリエンタル。高濃度のダマスコーン類が、チュベローズやプラムと相まって、他に類を見ない爆発的な拡散性と中毒性を生み出した。
📊 技術データ (Spec)
※ データ出典: TGSC / PubChem および各製造元SDS
香りの系統 (Odor Family) Floral
ノート (揮発性の分類) Middle Note
分子式 C13H20O
分子量 (香りの重さ・揮発性の目安) 192.3
LogP (水への溶けにくさ・残りやすさ) 3.3
引火点 (取り扱い時の安全性基準) 104 °C
持続性 (ムエット上での香りの寿命) 168時間
⚖️ 免責事項およびデータに関する注記
- 有名香水の配合データ: 公開文献に基づく推計値であり、公式の処方ではありません。
- 持続性(Tenacity): 25℃・50%RHの条件下、ムエット上での計測値です。
- 化学적数値: 測定法等により誤差が生じます。最新SDSをご確認ください。