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Isobutyl Quinoline (IBQ)

Base Note CAS: 1333-53-5

Isobutyl Quinoline (IBQ)

🌲 Woody & Amber

"強烈で野生的なレザー・ウッディノート。湿った土やオークモスを思わせるグリーンな側面を持ち、処方に抗いがたい個性と深み、高級感を与える。"

20世紀初頭に開発されたキノリン誘導体。1944年の『Bandit』での衝撃的な使用以来、レザーノートの定義となった。非常に強力で、微量ではシプレやフゼアの保留剤として機能し、高配合では主役級の個性を放つ。光によって変色しやすいため、製品の着色管理には注意が必要。現代ではよりクリーンな異性体も存在する。

日本市場では、日用品に直接使われることは稀だが、プレミアムなメンズ香水や「高級ホテルのラウンジ」をテーマにしたルームフレグランスにおいて、空間に一瞬で「権威」と「高級感」を与えるために使用される。日本人が好むクリーンな香りのアクセントとして、微量の「土のニュアンス」を加えることで、奥行きと知性を演出する。

Raw Leather Base

野性的なレザーアコード

IBQ 30 レザー骨格
Patchouli Oil 20 深み
Iso E Super 30 質感
Castoreum Synth 10 官能性
Bergamot 10 初動の輝き
  • Bandit (Robert Piguet) - 1%以上の高配合により、これまでにない挑発的で鋭いレザーノートを確立した歴史的金字塔。
  • Cabochard (Grès) - シプレの骨格において、オークモスと共に土着的な深みと、凛としたレザーの質感を構築する中心素材。
  • Tuscan Leather (Tom Ford) - サフランやラズベリーと対比させるように、本物のような重厚なスエード/レザーの質感を演出するための核。

🤝 相性の良い素材

Patchouli Oil 土着的な深みと、よりダークなレザー感の強調
Castoreum アニマリックな官能性と、重厚なレザーの持続性を最大化
Cis-3 Hexenol ↗ グリーンの鋭さを加え、野性的な「生」のニュアンスを付与

📊 技術データ (Spec)

※ データ出典: TGSC / PubChem および各製造元SDS

CAS No. 1333-53-5 [ TGSC ] [ PubChem ]
香りの系統 (Odor Family) Woody & Amber
ノート (揮発性の分類) Base Note
分子式 C13H15N
分子量 (香りの重さ・揮発性の目安) 185.27
LogP (水への溶けにくさ・残りやすさ) 3.87
引火点 (取り扱い時の安全性基準) 100 °C
持続性 (ムエット上での香りの寿命) 200時間

⚖️ 免責事項およびデータに関する注記

  • 有名香水の配合データ: 公開文献に基づく推計値・文献値を含み、 公式処方を示すものではありません。
  • 持続性(Tenacity): 掲載している場合、公開資料または参照データに基づく目安です。 香料濃度・基材・温湿度等によって変化します。
  • 化学的数値: 測定法や製品グレードによって値が異なる場合があります。 実際の取り扱い時は最新のSDS・メーカー資料をご確認ください。