📝 香りの特徴・歴史
Section titled “📝 香りの特徴・歴史”1893年にTiemannによって発見されたイオノン類の派生体。複数の異性体を持つが、ガンマ体(イラリア型)が最もイリス(ニオイイリス)に近い高貴な香気を持つ。化学的に非常に安定しており、変色の心配が少ないため、石鹸から高級香水まで幅広く使用される。香りに「艶」と「厚み」を出すためには欠かせない古典的かつ現代的な重要素材。
🇯🇵 日本製品での活用
Section titled “🇯🇵 日本製品での活用”日本市場では、高級化粧品や白粉(フェイスパウダー)の香りのイメージと強く結びついている。そのため、プレミアムなスキンケア製品や、落ち着いた「和」を感じさせる入浴剤のフローラルノートにおいて、安らぎと高級感を演出するための必須素材となっている。
🧪 代表的なアコード (香りのレシピ)
Classic Orris Base
高級感のあるイリスアコードの骨格
Methyl Ionone Gamma 40 パウダリー・骨格
Ionone Beta 15 渋み・バイオレット感
Cedarwood Oil 15 ウッディな支え
🏆 代表的な香水
- L'Origan (Coty) - 1905年に最初に使用され、バイオレットとカーネーションを繋ぐパウダリーなフローラルの基盤を築いた歴史的作品。
- Chanel No. 19 (Chanel) - イリスの天然香料を補強し、レザーやグリーンノートと調和させることで、冷涼で洗練された気品を演出。
- Paris (YSL) - ローズアコードに重厚なパウダリー感を与え、都会的でクラシックなフローラルブーケの骨格を形成する。
📊 技術データ (Spec)
※ データ出典: TGSC / PubChem および各製造元SDS
香りの系統
(Odor Family)
Floral
ノート
(揮発性の分類)
Middle-Base Note
分子式
C14H22O
分子量
(香りの重さ・揮発性の目安)
206.32
LogP
(水への溶けにくさ・残りやすさ)
4.02
引火点
(取り扱い時の安全性基準)
100 °C
持続性
(ムエット上での香りの寿命)
200時間
⚖️ 免責事項およびデータに関する注記
- 有名香水の配合データ: 公開文献に基づく推計値・文献値を含み、 公式処方を示すものではありません。
- 持続性(Tenacity): 掲載している場合、公開資料または参照データに基づく目安です。 香料濃度・基材・温湿度等によって変化します。
- 化学的数値: 測定法や製品グレードによって値が異なる場合があります。 実際の取り扱い時は最新のSDS・メーカー資料をご確認ください。